見出し画像

寒い冬には、家にこもって本を読もう。「冬に読みたい小説5選」

(カドブン11月25日より転載)

なんか、急に寒くなってきましたよね。
寒さに弱い人にはつらい季節、冬のおとずれでしょうか。
こんな寒い季節には、家にこもっての読書が一番。
こたつやストーブで暖かくして、あったかいお茶やミカンなんか準備して、
冬にぴったりの本を読むのがおすすめです。
雪が降りしきる中で事件が起きるミステリや、寒い冬を乗り越えてゆく青春小説など、手に取ってみてはいかがでしょうか。
「冬に読みたい小説」を5作、ご紹介します。

家の中をぬくぬくにして、寒い世界の本を読もう。「冬に読みたい小説」5選!


陸秋槎(著)、稲村文吾 (翻訳) 『雪が白いとき、かつそのときに限り』(早川書房刊)

「雪が白いとき、かつそのときに限り」

冷徹なロジックと青春の痛みが織りなす本格華文ミステリーの新境地!

冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。5年後、生徒会長の馮露葵は、寮委員の顧千千の相談を受ける。いじめ騒動をきっかけに過去の事件の噂が校内に広がっていたのだ。真相を探るべく、彼女は図書館司書の姚漱寒と調査を始める。明らかになる、少女に関わった者たちの苦い過去。そんな折、新たな殺人事件が寮で発生する。しかもその現場は5年前と酷似した”雪密室”だった……。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)


宮部みゆき『蒲生邸事件』(文春文庫刊)

「蒲生邸事件」

日本SF大賞受賞の長篇大作。

一九九四年二月二十六日未明、予備校受験のために上京した浪人生の孝史は宿泊中のホテルで火事に遭遇する。目の前に現れた時間旅行の能力を持つという男と共に何とか現場から逃れるも、気づくとそこはなぜか雪降りしきる昭和十一年の帝都・東京。ホテルではなく、陸軍大将蒲生憲之の屋敷だった。

(あらすじ:文藝春秋HPより引用)


村上春樹『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』(新潮文庫刊)

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」

静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)


ジョー・ネスボ (著)、鈴木恵 (翻訳)『その雪と血を』(早川書房刊)

「その雪と血を」

ノルウェー発・翻訳ミステリー大賞受賞作!

1977年のクリスマス前夜。殺し屋のオーラヴは麻薬組織のボスから仕事を依頼され、準備に取りかかっている、いつも通りに始末するつもりだった。標的である、ボスの妻をひと目見るまでは……愛に翻弄された彼の選択は、敵対する組織をも巻き込んでオスロの裏社会を大きく揺るがすこととなる。ノルウェーを代表するサスペンス作家がみずからの故郷を舞台に描く、美しくも凄惨なパルプ・ノワール。

(あらすじ:Hayakawa Onlineより引用)


増田俊也『七帝柔道記』(角川文庫刊)

「七帝柔道記」

圧巻の自伝的青春小説。

北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大の七校で年に一度戦われる七帝戦。北海道大学に二浪の末入った増田俊也は、柔道部に入部して七帝戦での優勝を目指す。一般学生が大学生活を満喫するなか、『練習量がすべてを決定する』と信じ、仲間と地獄のような極限の練習に耐える日々。本当の「強さ」とは何か。若者たちは北の大地に汗と血を沁みこませ、悩み、苦しみ、泣きながら成長していく。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321601000167/


★こちらの記事もおすすめ!

食欲の秋! 読書の秋! 心を満たす「美味しい小説5選」

画像8


家にいても、旅には出られる。「旅小説5選」

画像7


11月22日は「いいふうふの日」。大切な人を想って読みたい5選

画像6


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!