読むのが怖い。でも止められない。編集部おすすめの「怪談小説5選」
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読むのが怖い。でも止められない。編集部おすすめの「怪談小説5選」


(カドブン10月23日より転載)

怪談、お好きですか。
あやしいもの、おぞましいもの、おそろしいものが出てくるお話は、お好きですか。
ページをめくるのが怖くて、文字を目で追うのが恐ろしくて、思わず手を止めてしまいそうになって――
でも、それ以上に先が気になって、物語のおわりにあるものを知りたくて。
怖いのに、読んでしまう。読まされてしまう。
そして、思いもよらないところへ連れていかれてしまう。
そんな小説を、ご存知ですか。
さまざまな形で怪談を物語に取り込んだ、編集部おすすめの“怪談小説”を5つ、ご紹介します。

恐怖、驚愕、救い――。
さまざまな感情を連れてくる「怪談小説」5選。


新名智『虚魚』(そらざかな)(KADOKAWA刊)

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わたしは探している。<人を殺せる>怪談を。 横溝賞<大賞>受賞作。

〝体験した人が死ぬ怪談〟を探す怪談師の三咲は、〝呪いか祟りで死にたい〟カナちゃんと暮らしている。幽霊や怪談、呪いや祟り、オカルトや超常現象。両親を事故で亡くした日から、三咲はそんなあやふやなものに頼って生きてきた。カナちゃんとふたりで本物の怪談を見つけ出し、その怪談で両親を事故死させた男を殺すことが、いまの三咲の目標だ。
ある日、「釣り上げた人が死んでしまう魚がいる」という噂を耳にした三咲は、その真偽を調べることにする。ある川の河口で似たような怪談がいくつも発生していることがわかり、ふたりはその発生源を求めて、怪異の川をたどっていく。“本物”の怪談に近づくうち、事情を抱えるふたりの関係にも変化がおとずれて――。
選考委員の絶賛を浴びた第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<大賞>受賞作。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322106000335/
特設サイトはこちら⇒ https://kadobun.jp/special/nakizakana/


小野不由美『鬼談百景』(角川文庫刊)

『鬼談百景』

虚実なかばする怪談文芸の頂点を極めた傑作!読むほどに恐怖がいや増す――。

学校の七不思議にまつわる怪談やマンションの部屋で聞こえる不自然な音、真夜中に出るという噂の廃病院で見た白い人影、何度しまってもいつの間にか美術室に置かれている曰くつきの白い画布……。小野不由美が初めて手掛けた百物語。文芸評論家・千街晶之氏は「この世のあちこちに人知れず潜んでいる怪異が、不意にその姿を顕す。日常があり得ざる世界へと暗転する一瞬を確かに捉えてみせた傑作怪談」と単行本発売時、推薦文を寄せた。文庫解説を担当した稲川淳二氏は、「怪談とはどういうものかを知りたければ、この本を読めば分かります」と絶賛。「作品全体の質感を一言で表現するなら、”うっすらとした闇”です。」(解説文より)

(あらすじ:KADOKAWA HPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321504000105/


著:三津田信三/薛西斯/夜透紫/瀟湘神/陳浩基、訳:玉田誠 『おはしさま 連鎖する怪談』(光文社刊)

『おはしさま 連鎖する怪談』

日本・香港・台湾の人気ホラー&ミステリー作家が競演!

八十四日後、満願の日。箸(おはしさま)が願いを叶えてくれる。祝いだろうが、呪いだろうが――。夢の中でひとりずつ死んでゆく小学生。珊瑚の箸に宿る霊神。都市伝説に殺された動画配信者。壮絶な過去を告白する娼婦。決して離れない異形の怪物。恐怖小説の匠・三津田信三が描いた怪異が、海を超え、伝染し、やがて驚愕の真相に辿り着く。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)


大島清昭『影踏亭の怪談』(東京創元社刊)

『影踏亭の怪談』

第17回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか全4編を収録する、怪談×ミステリの最前線。

僕の姉は実話怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、専攻していた民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式の作品を発表している。ある日姉の自宅を訪ねた僕は、密室の中で両瞼を己の髪で縫い合わされて昏睡する姉を発見する。この常識を超えた怪現象は、取材中だった旅館〈K亭〉に出没する霊と関連しているのか? 調査のため〈K亭〉こと影踏亭を訪れた僕は、深夜に発生した奇妙な密室殺人の第一発見者となってしまう──。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)


宮部みゆき『おそろし 三島屋変調百物語事始』(角川文庫刊)

『おそろし 三島屋変調百物語事始』

江戸中の不思議話が、娘の心を溶かしてゆく。さあ、おはなしを始めましょう。

ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/201109000562/
特設サイトはこちら⇒ 
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