小説 野性時代

今、最も面白い旬の小説が読める文芸誌! 月刊「小説 野性時代」の公式ページです。「小説 野性時代」に掲載中の人気作品の一部を、こちらでも特別公開していきます。詳しい情報はこちら https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000604/

「小説 野性時代」発売のお知らせ!

電子版に完全移行した「小説 野性時代」は毎月25日発売です。 紙から電子に形態は変われど、皆様に今一番面白い物語をお届けする 野性時代スピリッツは変わりません。 今後とも「小説 野性時代」をよろしくお願いいたします!

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「小説 野性時代」5月号発売!

「小説 野性時代」5月号発売! 宮木あや子によるあのヨーグルトを題材にした、お仕事&推し事小説「令和ブルガリアヨーグルト」が連載スタート。今最も旬の小説が読める文芸誌「小説 野性時代」今月もお見逃しなく! ◆ニュース①【新連載】 〇宮木あや子「令和ブルガリアヨーグルト」 あのヨーグルトを題材にした、お仕事&推し事小説がスタート! ②【読切】 〇ブレイディみかこ「売って、洗って、回す 私労働小説―ザ・シット・ジョブ―」 体を動かし、思考を止め、全体に尽くす。 様々な仕事

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紙版が特別復活!「小説 野性時代 特別編集 2021年冬号」発売!

第12回山田風太郎賞発表! 貴志祐介・窪 美澄ほか豪華歴代受賞者による作品を多数掲載。カツセマサヒコ・川越宗一の読み切りも。特別復活した紙の文芸誌「小説 野性時代 特別編集 2021年冬号」をお見逃しなく。 ◆ニュース①  【特別号】 「小説 野性時代 特別編集 2021年冬号」は紙版で発売! 全国の書店さん及びオンライン書店でお買い求めいただけます。 ②【発表】 〇第12回 山田風太郎賞 受賞作:『黒牢城』米澤穂信 選評:奥泉 光/ 恩田 陸/ 貴志祐介/ 筒井康隆

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「小説 野性時代」12月号発売!

小説 野性時代 新人賞受賞作『君の顔では泣けない』の刊行を記念し、君嶋彼方と辻村深月の対談を掲載! 吉川トリコの新連載をはじめ、豪華連載陣も多数連載中。文芸誌「小説 野性時代」12月号をお見逃しなく。 ◆ニュース ①【特集】第12回 小説 野性時代 新人賞受賞作『君の顔では泣けない』刊行記念対談 著者・君嶋彼方×選考委員・辻村深月が『君の顔では泣けない』について語り合う! ②【新連載】 吉川トリコ「あわのまにまに」 最注目作家による連作シリーズ開幕! 「ふつう」じゃない家

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「小説 野性時代」11月号発売!

特集では「秋の読切競宴」と題して、澤田瞳子・諸田玲子・榊林 銘・似鳥 鶏の読み切りを掲載。豪華連載陣による連載も多数掲載。 今勢いのある小説を集めた文芸誌「小説 野性時代」11月号をお見逃しなく。 ◆ニュース①【特集 秋の読切競宴】 〇澤田瞳子「さくり姫」 絵師の為久は一条能保の妻・有子から壁絵を依頼されるが……。 新直木賞作家が紡ぐ数奇な結縁の物語。 〇諸田玲子「人も愛し」 隠岐島に配流の身となった後鳥羽院が思い出す、 忘れえぬ若き日の恋。 〇榊林 銘「定規で線を引く

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【エッセイ連載】角田光代「明日も一日きみを見てる」

「小説 野性時代」で連載中の大人気エッセイをnoteでも特別公開! 毎月22日(にゃんにゃんの日)に更新予定です。お楽しみに!

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【連載】明日も一日きみを見てる 第13回 | 角田光代

「小説 野性時代」で連載中の大人気エッセイをnoteでも特別公開! 毎月22日(にゃんにゃんの日)に更新予定です。お楽しみに! ◀第12回へ 第13回 病院と絶叫事件 ほかのたいがいの猫と同じく、トトは病院が嫌いだ。けれども嫌いだという主張はしない。そもそも何ごとにおいても、トトはあんまり主張をしない猫ではある。  病院にいくときは、黒くてまるい、ベッドにもなるキャリーバッグに入ってもらうのだが、これを出し入れしているのをトトに見られると、病院いきがばれてしまう。ばれる

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【連載】明日も一日きみを見てる 第12回 | 角田光代

「小説 野性時代」で連載中の大人気エッセイをnoteでも特別公開! 毎月22日(にゃんにゃんの日)に更新予定です。お楽しみに! ◀第11回へ 第12回 加齢とカツアゲ事件  年齢を重ねると、世界との壁が薄くなるような気がする。二十代のとき、私は知らない人に話しかけられるのも話しかけるのもいやで、買いものは個人商店ではなくスーパーマーケットとコンビニエンスストアでしていたし、お店の人やお客さんに話しかけられないように、どの店の常連にもならないようにしていた。だから、バス停

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【連載】明日も一日きみを見てる 第11回 | 角田光代

「小説 野性時代」で連載中の大人気エッセイをnoteでも特別公開! 毎月22日(にゃんにゃんの日)に更新予定です。お楽しみに! ◀第10回へ 第11回 家飲みとハム事件  トトは食い意地がはっていない。食べものにあんまり興味がないようだ。朝におなかが空いて人を起こすということをまずしない。というより、夜型生活の家の人が起きる昼過ぎまで、隣で寝ている。  人間の食べものにも興味がない。今まで激しい興味を示したのは、海苔だけだ。海苔にたいする執着については拙著『今日も一日

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【連載】明日も一日きみを見てる 第10回 | 角田光代

「小説 野性時代」で連載中の大人気エッセイをnoteでも特別公開! 毎月22日(にゃんにゃんの日)に更新予定です。お楽しみに! ◀第9回へ 第10回 とらちゃんとはげ事件  猫の目の上の毛は薄いのがふつうだ。猫を飼って私がはじめて知ったことである。薄くない猫もいるらしいけれど、トトは薄い。最初のうちははげているのではないかと心配したが、猫にくわしい友人が「それがふつう」と教えてくれた。  先だって、日だまりに座っているトトを何気なく見ると、目の上がきらきらしている。え

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【特別掲載】冲方丁『骨灰』

得体の知れない怪異と不条理が襲いくる――。鬼才が放つ、戦慄の長編ホラー。 『天地明察』『十二人の死にたい子どもたち』「マルドゥック」シリーズ。 ジャンルを超越しベストセラーを生み出す鬼才・冲方丁が綴る長編ホラー小説「骨灰」(こっぱい)。『小説 野性時代』2021年9月号から満を持してスタートした連載を、順次配信していきます。(連載の続きがすぐに読みたい方は本誌をぜひ!) 建設現場で遭遇する不可解な事象、それをきっかけに身の回りに忍び寄る怪異、侵食されていく現実――。《からからに乾いた》戦慄のホラー小説をぜひお楽しみください。

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祭祀場の持つ意味に近づく光弘だったが――。 「骨灰」#24

◀最初から読む ◀前回のを読む  ひとしきりそんな歓待の言葉があってのち、 「菅原所長からご連絡を頂きまして。祭祀場で何かあったとか」  おもむろに社長の玉井が本題に入った。 「あ、はい。東棟の地下室は、御社が管理されていると伺いまして」  光弘は鞄からタブレットを取り出すと、あらかじめ用意しておいたファイルを開き、地下の神棚や、四角い穴の画像を読み出して彼らに見せた。  社長の玉井が深々とうなずいた。 「ええ、ええ。前代から引き継いだお勤めの一つです」 「ふだんは出入り口

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光弘は、祭祀場の管轄をする玉井工務店を訪れる。 「骨灰」#23

◀最初から読む ◀前回のを読む  行き先は秋葉原だった。駅を下りて、携帯電話で地図を見ながら雑居ビルが並ぶ河岸付近の通りを進み、該当するビルに入った。一基だけあるエレベーターに乗る前に、竹中に電話をかけ、これから玉井工務店の事務所に入ることを告げた。 「じゃ、一時間後にな」  竹中の後方支援を頼もしく思いながらロビーの表札を確認し、エレベーターで四階に上がった。  外廊下に出ると、天井と手すり壁の間から燦々と夏の光が注ぎ込んでいた。手すりの向こうは道路と川だ。非常階段のそば

「見えないお客さんもいってらっしゃい」。娘の一言が頭に残る。 「骨灰」#22

◀最初から読む ◀前回のを読む  光弘は通りを渡ろうとした足を止めて振り返った。 「え?」  だが咲恵はこちらに背を向け、同じ帽子をかぶった子どもらがいるほうへ行ってしまった。  光弘はしばしその場に佇んだが、すぐにかぶりを振り、自分の両肩の辺りを交互に見て苦笑した。見えないお客さんか。朝の陽光が降り注ぎ、大勢が行き交う通りでそのフレーズを思い出したところで、何の不安も感じなかった。  妙なことを覚えちゃったな。子どもというのは、ときどき見えない何かについて言及したがるもの

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娘が炎に呑まれる――恐ろしい夢を見た。 「骨灰」#21

◀最初から読む ◀前回のを読む 2  はっと光弘が目を開いたとき、娘を焼くおぞましい火の輝きはどこにもなく、寝室の暗い天井があるばかりだった。手は、耐えがたい熱を感じているはずだと思ったが、それもなかった。  代わりに全身が小刻みに震えており、凍えたように奥歯がかちかち耳障りな音を立てている。遅れて、どっと恐怖の汗がにじみ出した。額を拭った手の平がびっしょり濡れるほどだ。  こんな恐ろしい夢は生まれて初めてだ。  虚脱感に襲われて目を閉じたが、そのまま寝入るのが怖くてまた

編集部のおすすめ本

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“サッカー”だから描けた物語がある。「サッカー小説5選」

(カドブン1月7日より転載) お正月といえば――サッカーです!! なぜなら、天皇杯(JFA全日本サッカー選手権大会)決勝戦と全国高校サッカー選手権大会があるから!!! ※お正月といえば駅伝!という方はこちらをどうぞ。 毎年、優勝を目指してシノギを削る選手たちの勇姿に感動をもらっている人も多いのではないでしょうか。私もそのひとりです。 日本全国のプロアマクラブによるトーナメントである天皇杯、全国の高校サッカー部が参加する全国高校サッカー選手権大会のいずれも、頂点に立てるの

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つないだタスキが胸を熱くする! 「駅伝小説5選」

(カドブン1月1日より転載) お正月といえば――駅伝です!! なぜなら、ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走)と箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)があるから!!! 毎年、懸命に走る駅伝ランナーたちの姿に胸をふるわせ、目頭を熱くしている方も多いのではないでしょうか。私もそのひとりです。 積み重ねてきた努力のすべてをこの日この一瞬に注ぎ込み、長い時間をともに過ごしてきた仲間たちの想いを背負って一本のタスキをつなぐ。 そんな熱い人間ドラマを描いた駅伝小説には、たくさんの

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警察小説アンソロジー『警官の道』刊行記念! 「次世代ミステリ作家の必読7選」

(カドブン1月1日より転載) 次世代ミステリ作家による豪華警察小説アンソロジー『警官の道』。 参戦した7人は、呉勝浩、下村敦史、長浦京、中山七里、葉真中顕、深町秋生、柚月裕子。 各々がベストセラーや文学賞受賞作、映像化原作を抱え、 これからのミステリ&警察小説ジャンルを牽引する作家が勢揃いしました。 7人7色の警察小説短編アンソロジー『警官の道』はもちろん逃さずお読みいただくとして、 それぞれの作家の必読作品を1冊ずつ、ご紹介させていただきます。 アンソロジー『警官の道』と

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驚天動地の戦国時代で、魂を燃やした男たち。「戦国小説5選」

(カドブン12月27日より転載) 日本の歴史上、もっとも“群雄割拠”という言葉が似合う時代――それが“戦国時代”です。 全国各地で名のある戦国大名が誕生し、天下をかけて戦い、命を散らした時代。 わずか約140年の間に、数多くの名将やカリスマが現れ、歴史に名を刻みました。 乱世で無双したり、イケメン武将と恋愛をするゲームも人気を博すこの時代にはやはり、傑作小説もたくさん誕生しています。 戦国最強の“楯”と“矛”による手に汗握る合戦、籠城した荒木村重が直面した不可解な謎、名だた

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【小説試し読み】千早茜「ひきなみ」

千早 茜さんの『ひきなみ』(角川書店)が、4月30日に発売しました。 刊行記念として、本作の魅力がたっぷり詰まった冒頭を大公開! ぜひお楽しみください。 【あらすじ】 私たちずっと一緒だと思っていたのに。 彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。 小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東京へ戻るが、大人になって会社で日々受けるハラスメントに身も心も限界を迎える中、ある陶芸工房のHPで再び真以を見つける。たまらず会いに行った葉は、真以があの事件で深く傷ついていることを知り――。女であることに縛られ傷つきながら、女になりゆく体を抱えた2人の少女。大人になった彼女たちが選んだ道とは。

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【試し読み】ひきなみ #1 |千早 茜

千早 茜さんの『ひきなみ』(角川書店)が、4月30日に発売します。刊行記念として、本作の魅力がたっぷり詰まった冒頭を大公開! ぜひお楽しみください。 【あらすじ】 私たちずっと一緒だと思っていたのに。 彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。 小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東京へ戻るが、大

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【試し読み】ひきなみ #2 |千早 茜

千早 茜さんの『ひきなみ』(角川書店)が、4月30日に発売しました。刊行記念として、本作の魅力がたっぷり詰まった冒頭を大公開! ぜひお楽しみください。 ◀#1へ 【あらすじ】 私たちずっと一緒だと思っていたのに。 彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。 小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東

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【試し読み】ひきなみ #3 |千早 茜

千早 茜さんの『ひきなみ』(角川書店)が、4月30日に発売しました。刊行記念として、本作の魅力がたっぷり詰まった冒頭を大公開! ぜひお楽しみください。 ◀#1へ 【あらすじ】 私たちずっと一緒だと思っていたのに。 彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。 小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東

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【試し読み】ひきなみ #4 |千早 茜

千早 茜さんの『ひきなみ』(角川書店)が、4月30日に発売しました。刊行記念として、本作の魅力がたっぷり詰まった冒頭を大公開! ぜひお楽しみください。 ◀#1へ 【あらすじ】 私たちずっと一緒だと思っていたのに。 彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。 小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東

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