マガジンのカバー画像

編集部のおすすめ本

31
運営しているクリエイター

#おすすめ本

“サッカー”だから描けた物語がある。「サッカー小説5選」

(カドブン1月7日より転載) お正月といえば――サッカーです!! なぜなら、天皇杯(JFA全日本サッカー選手権大会)決勝戦と全国高校サッカー選手権大会があるから!!! ※お正月といえば駅伝!という方はこちらをどうぞ。 毎年、優勝を目指してシノギを削る選手たちの勇姿に感動をもらっている人も多いのではないでしょうか。私もそのひとりです。 日本全国のプロアマクラブによるトーナメントである天皇杯、全国の高校サッカー部が参加する全国高校サッカー選手権大会のいずれも、頂点に立てるの

つないだタスキが胸を熱くする! 「駅伝小説5選」

(カドブン1月1日より転載) お正月といえば――駅伝です!! なぜなら、ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走)と箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)があるから!!! 毎年、懸命に走る駅伝ランナーたちの姿に胸をふるわせ、目頭を熱くしている方も多いのではないでしょうか。私もそのひとりです。 積み重ねてきた努力のすべてをこの日この一瞬に注ぎ込み、長い時間をともに過ごしてきた仲間たちの想いを背負って一本のタスキをつなぐ。 そんな熱い人間ドラマを描いた駅伝小説には、たくさんの

警察小説アンソロジー『警官の道』刊行記念! 「次世代ミステリ作家の必読7選」

(カドブン1月1日より転載) 次世代ミステリ作家による豪華警察小説アンソロジー『警官の道』。 参戦した7人は、呉勝浩、下村敦史、長浦京、中山七里、葉真中顕、深町秋生、柚月裕子。 各々がベストセラーや文学賞受賞作、映像化原作を抱え、 これからのミステリ&警察小説ジャンルを牽引する作家が勢揃いしました。 7人7色の警察小説短編アンソロジー『警官の道』はもちろん逃さずお読みいただくとして、 それぞれの作家の必読作品を1冊ずつ、ご紹介させていただきます。 アンソロジー『警官の道』と

驚天動地の戦国時代で、魂を燃やした男たち。「戦国小説5選」

(カドブン12月27日より転載) 日本の歴史上、もっとも“群雄割拠”という言葉が似合う時代――それが“戦国時代”です。 全国各地で名のある戦国大名が誕生し、天下をかけて戦い、命を散らした時代。 わずか約140年の間に、数多くの名将やカリスマが現れ、歴史に名を刻みました。 乱世で無双したり、イケメン武将と恋愛をするゲームも人気を博すこの時代にはやはり、傑作小説もたくさん誕生しています。 戦国最強の“楯”と“矛”による手に汗握る合戦、籠城した荒木村重が直面した不可解な謎、名だた

本を開けば、世界が輝きだす! 「色鮮やかな小説5選」

(カドブン12月25日より転載) 文字を目で追うだけで、頭の中に映像が浮かんだ経験はありませんか。 白い紙の上に黒い文字が刷られているだけなのに、物語に没頭するうちにいつの間にか、頭の中で登場人物が動き出し、生き生きと会話し、はるか遠くの世界に連れて行ってくれる。 そして、目の前の世界も、物語を読む前と後で色が変わって見える。 そんな体験が、小説の醍醐味ですよね。 今回は”色鮮やかな”小説というテーマで、おすすめを5作選んでみました。 誘拐されたときに見た”色彩の壁”の謎、

ご参加ありがとうございました!読書感想文投稿コンテスト「#読書の秋2021」KADOKAWA文芸課題図書結果発表

読書感想文投稿コンテスト「#読書の秋2021」企画で、KADOKAWA文芸の作品を選んで、投稿してくださった皆様、本当にありがとうございました! *KADOKAWA文芸の課題図書佐藤究『テスカトリポカ』 米澤穂信『黒牢城』 浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』 細田守『竜とそばかすの姫』 三浦しをん『ののはな通信』 一作、一作、編集部の皆で読ませていただき、悩みに悩んで入賞作品5作を決定しました。 ***優秀賞発表します***◆佐藤究『テスカトリポカ』優秀賞 ・石元みとん

物語の世界にどっぷり浸かろう! 「年末年始に読みたい小説5選」

(カドブン12月17日より転載) もういくつ寝ると――年末年始のお休み! 長く続くお休みは、たっぷり本を読む大チャンス、です。 なんとなく手を出せずにいた大人気シリーズや文学賞受賞作、 読み応えがありそうなミステリや冒険ファンタジーなど、 この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。 今回は、物語の世界にどっぷり浸かりたい!というときに ぜひお読みいただきたい名作ばかりを5つ、ご紹介します。  まとまったお休みには、読み応えたっぷりな小説を! 「年末年始に読みたい小説5選

年末といえば、\漫才/ 人生を変える「漫才小説5選」

(カドブン12月17日より転載) 笑う門には福来る。いつだって笑顔でいたい、そんなあなたの強い味方「漫才」。 漫才はテレビで見るもの、そう思っていませんか? 漫才は見るだけじゃないんです。読む「漫才」も素敵なんですよ! 漫才に出会って人生を変えられてしまった崖っぷち芸人のお話に、特別な「相方」との出会いをきっかけに漫才の世界に入っていく中学生のお話。はたまた、芸人として活躍するかつての友人への思いを描いたほろ苦い作品も。 熱くって、かっこよくて、とびきり笑えて、時には泣ける

家族、恋人、友人へ。「大切な人に贈りたい小説5選」

(カドブン12月10日より転載) 12月の一大イベントといえば……そう、クリスマス! クリスマスといえば、きらびやかなイルミネーション、美味しいクリスマスディナー、大切な人へのプレゼント。 いつも支えてくれる大切な人へ、小説を贈ってみるのはいかがでしょうか。 その人にどんな物語を読んでほしいか、想像してみてください。 胸がポカポカするような感動作、思わずにやけてしまうようなラブストーリー、 それとも、頑張る人の背中を押してくれる成長青春小説――? 相手の喜ぶ顔を想像して本を

2021年が終わる前に、絶対に読んでおきたい小説6選。

(カドブン12月10日より転載) びっくりしました。 いつの間にか2021年が終わるまであと1か月切ってました。 読み逃してる本、ありますよね? 僕はありますよ!(きりっ) KADOKAWA文芸編集部からは今年もたくさんの話題作を刊行できました。編集部から刊行している作品は全点ぜひお読みいただきたい!のですが、めちゃめちゃ点数もあるし他社から出てる本も読みたいしで到底無理だと思いますので、年末でとーっても忙しくて読書に割ける時間が限られているあなたに「絶対にこれだけは読み逃

想像ふくらむ「”〇〇な××人”小説5選」

(カドブン12月8日より転載) 「十二人の怒れる男」という傑作ドラマがあるのをご存知でしょうか。 ある裁判の陪審員12名のやりとりを中心に描く法廷劇の名作ですが、このタイトル、魅力的だと思いませんか。 「十二人」の「怒れる男」が何をするのかしらと、想像がふくらみますよね。 この”〇〇な××人”というスタイルの作品には、小説でもたくさんの名作があります。 六人の嘘つきが繰り広げる究極の心理戦。 五人だったはすなのにひとり増えている密室ホラー。 四人の同居人たちが繰り広げる日常

11月22日は「いいふうふの日」。大切な人を想って読みたい5選。

いい夫婦やパートナーって、どんなふたりのことなのでしょう。 なんでも話せて、当たり前のように一緒にいられるふたりでしょうか。 お互いに夢や目標を持って、ともに歩んでゆけるふたりでしょうか。 11月22日は「いいふうふの日」。 夫婦やカップルやパートナーが、お互いへの感謝や気持ちを形にする日です。 彼のことを大事にしたい、彼女のことをもっと考えてみたいと思わせてくれる作品を、そんな日に読んでみませんか。 大切な人を想って読みたい作品を5つ、ご紹介します。 いいふうふって、どん

“司法”がミステリを輝かせる。編集部おすすめの「リーガル・ミステリ5選」

(カドブン11月5日より転載) “リーガル・ミステリ”というジャンルをご存知でしょうか。 “リーガル”、つまり“法律に基づく”テーマやトリックが組み込まれたミステリのことです。 自らの正義で事件と向き合う検事や、食い違う証言を繋ぎ合わせて真相に迫る弁護士。 法の隙間を縫う犯罪計画や、法廷で巻き起こる大逆転劇。 それらが組み合わさったとき、読者が目にするものはいったい何なのか――。 警察小説とも、本格ミステリとも、ハードボイルドとも一味違う、 “リーガル・ミステリ”だからこそ

今年中に読みたい!!2021年に出たおすすめ「ホラー小説5選」

(カドブン10月29日より転載) あなたの最恐をこの5冊で更新します。 2021年ホラー小説最前線!  怖いけど読みたい。怖いから読みたい。怖ければ怖いほど読みたい。 2021年発売されたホラー小説の中でも怖くて面白くってページをめくる手が止まらなくなる、とっておきの5冊を紹介いたします。 2021年おすすめホラー小説5選 辻村深月『闇祓』(やみはら)(KADOKAWA刊) あいつらが来ると、人が死ぬ。 辻村深月、初の本格ホラーミステリ長編! 「うちのクラスの転校生