マガジンのカバー画像

編集部のおすすめ本

31
運営しているクリエイター

#岡嶋二人

想像ふくらむ「”〇〇な××人”小説5選」

(カドブン12月8日より転載) 「十二人の怒れる男」という傑作ドラマがあるのをご存知でしょうか。 ある裁判の陪審員12名のやりとりを中心に描く法廷劇の名作ですが、このタイトル、魅力的だと思いませんか。 「十二人」の「怒れる男」が何をするのかしらと、想像がふくらみますよね。 この”〇〇な××人”というスタイルの作品には、小説でもたくさんの名作があります。 六人の嘘つきが繰り広げる究極の心理戦。 五人だったはすなのにひとり増えている密室ホラー。 四人の同居人たちが繰り広げる日常

スキ
3

犯人はわかっても真相はわからない? 「倒叙ミステリ小説5選」

(カドブン10月2日より転載) “倒叙”といわれるミステリのジャンルを知っていますか? ざっくり言うと、読者に犯人または犯行の一部がわかっている状態で展開するミステリのことです。 代表的な作品は、古畑任三郎。そして、刑事コロンボ。 明晰な頭脳を持つ探偵や些細な違和感を追究する刑事から、犯人はどのように逃れるのか。 狡猾な犯罪計画や複雑怪奇な事件の謎を、いかにして探偵役は明らかにするのか。 作中の探偵役よりも多くの情報を持って事件に取り組むことになる読者は、同情の余地のある犯

スキ
5