小説 野性時代
今、最も面白い旬の小説が読める文芸誌! 月刊「小説 野性時代」の公式ページです。「小説 野性時代」に掲載中の人気作品の一部を、こちらでも特別公開していきます。詳しい情報はこちら https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000604/
記事一覧
【連載】明日も一日きみを見てる 第15 回 | 角田光代
「小説 野性時代」で連載中の大人気エッセイをnoteでも特別公開!
毎月22日(にゃんにゃんの日)に更新予定です。お楽しみに!
◀第14回へ
第15回 猫小屋と新キャラ事件 猫はあまり目がよくないといわれている。飼い主を認識するのも、視覚よりも聴覚や嗅覚でとらえることのほうが多いらしい。
でも、どんなに視力がよくないとはいっても、猫は人の顔を見分ける、と私は信じるようになった。朝、私が出
傑作ミステリを読もう! KADOKAWA発、日本推理作家協会賞受賞作7選!
(カドブン5月23日より転載)
日本推理作家協会賞――それは、多くの小説家・評論家・漫画家などが会員となっている”日本推理作家協会”が主催する、ミステリの文学賞です。
現在は〈長編および連作短編集部門〉〈短編部門〉〈評論・研究部門〉の三つの部門があり、毎年、その年に発表された推理小説・評論等の中から、優れた作品に与えられます。
日本推理作家協会が、優れたミステリ作品に与える文学賞――それはつまり
【連載】明日も一日きみを見てる 第13回 | 角田光代
「小説 野性時代」で連載中の大人気エッセイをnoteでも特別公開!
毎月22日(にゃんにゃんの日)に更新予定です。お楽しみに!
◀第12回へ
第13回 病院と絶叫事件 ほかのたいがいの猫と同じく、トトは病院が嫌いだ。けれども嫌いだという主張はしない。そもそも何ごとにおいても、トトはあんまり主張をしない猫ではある。
病院にいくときは、黒くてまるい、ベッドにもなるキャリーバッグに入ってもらうの